刑事
刑事事件を中心に、一般の民事事件や会社法務など様々な事件に取り組んでいます。

盗撮事件等を起こしてしまった場合

最近,盗撮をしてしまった人からのご相談が増えています。

スマートフォンの広がりとともに,カメラや動画アプリを使って簡単に撮影できるようになってきたのも原因のひとつでしょうか。

盗撮行為は,香川県迷惑行為等防止条例違反となり,6月以下の懲役又は50万円以下の罰金(常習として行った場合には,1年以下の懲役又は100万円以下の罰金)という罰則が定められています。児童ポルノ等の写真・動画の内容によっては,「児童買春,児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反」で処罰されることもあります。

このような事件で逮捕された場合には,特に,出来るだけ早く弁護士に相談してほしいと思います。その後の対応によって結果が大きく変わる場合が多いからです。

まずは出来るだけ早く,弁護士が本人と面会(接見)します。逮捕された本人もご家族も突然のことで不安でいっぱいでしょうし,お互いの連絡も取れない状態です。出来るだけ早く面会して本人の精神的な不安を取り除くとともに,ご家族との連絡なども弁護士を介してする必要があります。

そして,一刻も早く,釈放してもらうような弁護活動を行います。勾留がされないよう検察官と交渉したり,裁判官に勾留請求を却下するように申し入れしたり,勾留が認められた場合には準抗告などの不服申立手続きを行ったりします。とにかく,スピードが大事です。

また,被害者との示談を進めたり,再び事件を繰り返さないための環境整備を進めます。事件を起こしてしまった動機・原因(例えば,会社でのストレスなど)を確認し,今後の対策,例えば,今後の指導監督,家族の連携について話し合い,必要があればカウンセリングや病院への受診などの医学的なアドバイスも受けてもらったりもしています。

当事務所では,これらをはじめ様々な弁護活動を通じて,最終的に,不起訴処分(起訴猶予)や罰金での処分となるように全力でサポートします。
まずは,出来るだけ早く,ご相談ください。

控訴審の弁護

高知刑務所に行ってきました。

四国の各地方裁判所での判決に不服がある場合には控訴することが出来ます。

その場合は,高松高等裁判所で控訴審の審理が行われます。

高知,松山,徳島から,控訴審の弁護を依頼されることも多いです。

控訴の理由には,「刑が重すぎる」,「実刑ではなく,執行猶予付きの判決にしてほしい」などといった量刑不当とか,「私は事件に関与していない」,「アリバイがある」等の事実を争うものまで様々です。

控訴審では,判決を証拠を詳しく検討した上で,判決の何が不服かといった「控訴理由」を記載した「控訴趣意書」を裁判所に提出するのが,弁護人としての大きな役割のひとつです。

私たちの主張が採用されて,地裁判決が破棄されるようがんばります。

被疑者との面会の役割

今日も、被疑者と面会です。
被疑者の中には,接見禁止決定により,弁護人以外の者とは面会出来ない場合があり,外部と遮断されて,とても不安な気持ちで過ごしています。

事件の弁護だけではなく,面会して家族との連絡をしてあげたり,勇気づけたりして,不安な気持ちを和らげるのも弁護人の仕事のひとつなのです。

再度の執行猶予

 再度の執行猶予付きの判決がありました。
 執行猶予中に再び事件を起こしてしまった場合,その事件で再度の執行猶予がつかなければ,前の事件の執行猶予が取り消されてしまい,今回の事件と両方の期間,服役することになります。
た だ,再度の執行猶予が付くのは,懲役(禁錮)1年以下の言い渡がされる場合で,「情状に特に酌量すべきものがあるとき」(刑法25条2項)という厳しい要件があり,前回と同種事件だとほとんど再度の執行猶予は期待できません。今回の事件も前回と同種事案と見られても仕方のない事件でしたので,検察は実刑を求刑していました。
 しかし,裁判官は常習性はなく犯情が重いとまではいえないことや家族が協力し再犯防止の体制が出来ていることなどの弁護側の主張を理解してくれ,再度の執行猶予にしてくれました。
 これで被告人は取りあえず服役せず,もう一度,社会内でやり直すことができます。
 あまり報われないことが多い刑事弁護ですが,やりがいを感じる瞬間です。

クレプトマニア(窃盗症) 講演

2016020601

 

藍里病院副院長の吉田清次医師の講演会がありました。

演題は,「クレプトマニア(窃盗症)~医療と司法はいかに共働すべきか~」

吉田医師には,うちの事務所が担当しているクレプトマニアの事件について意見書を書いていただいたり,証人として出廷していただいたりもしています。

事務所で担当した事件では,高裁で,再度の執行猶予をつけてくれた事件がありますが,なかなか裁判所の理解が得られないこともまだまだあります。

クレプトマニアが病気であり,再犯を予防する最大の方法は,刑務所にいれることではなく,適切な診断を治療であることを,是非,検察官や裁判官にももっと理解してほしいですね。

 

 

姫路警察署へ

姫路警察署に接見に行ってきました。

マリンライナー,新幹線を乗り継いで行くと1時間30分で行くことが出来ます。
ただ,姫路駅から姫路警察署までは歩いて20分位でしょうか。
良い運動になるのでがんばって歩いて行きました。

原判決破棄 高裁

私が担当していた高裁刑事の事件の判決が昨日あり,地裁の判決を破棄して,減刑した判決をしてくれました。

高裁から担当することになった事件でした。地裁の判決はの実刑判決で,高裁では執行猶予を求めていました。

高裁は,残念ながら執行猶予付き判決にはなりませんでしたが,家族の関係や,本人の体調などを考慮してくれて,検察官の求刑の半分より軽い刑にまで減刑してくれました。

高裁では,なかなか地裁の判決を破棄してくれませんので,破棄されて減刑されたことは弁護活動の一定の成果があったと思います。

しかし,現在の被告人の状況からすれば,執行猶予にならなかったのはやはり残念です。

量刑を決めるに当たっての「行為責任」からくる限界なのでしょうか。

これからも熱い刑事弁護をがんばります。

高校生模擬裁判選手権 審査員

2015-08-01 10.10.11

8月1日,高校生模擬裁判選手権四国大会が開催されました。 四国4県から代表校が,教材に基づいて,検察側・弁護側の各立場にたって主張・立証活動を行い,審査員が各校の立論及び立証の内容を評価して採点して勝敗を決します。

各校とも,しっかりと練習しているようで,本職顔負けの素晴らしい活動が行われていました。

まだ,刑事訴訟法などの具体的な法律を詳しく勉強していないはずなのに,「異議あり!」と厳しく異議を述べたり,相手を追い込むような適切は反対尋問をしたり,図面などを使ってわかりやすく尋問したり,説得力のある主張を裁判員に語りかけるようにわかりやすい弁論を行ったりと,とても素晴らしかったです。

私は審査員として法廷の裁判官席から生徒たちの活動を見ていましたが,こんな素晴らしい生徒たちに点数や順位をつけるのは辛い作業でした。

この生徒たちから,将来すばらしい弁護士,裁判官,検察官が誕生してくれればいいですね。

保釈許可決定

被告人の保釈が許可されました。

保釈とは、一定額の保釈保証金を納めて、判決までの間、釈放される制度です。

刑事弁護活動の中でも、「保釈」は、重要な活動のひとつです。

今回は、第1回公判前でしかも否認事件でしたので通常はなかなか保釈は認められにくい事件でした。

検察官は準抗告という不服申立手続きをしましたが認められませんでした。

準抗告審で,裁判所は、家族が身元引受人となって監督を誓約していること、被害者との接触禁止を保釈の許可条件としていることなどから被害者に対する罪証隠滅行為のおそれが高いとは言えないこと、保釈保証金が比較的高額であること、被告人の健康状態などから裁量逸脱の違法がないと判断しました。

今回の件は、被告人が体調不良で以前に一時的に執行停止になったという特殊事情もありましたが、それでも人質司法と言われている中,適切な判断をしてくれました。