同期検事6名が検事正に就任

 今日の朝刊に検事の異動記事が出ていました。
 昭和63年(1988)4月に、私と一緒に検事任官した同期の検事から6名が本日付けで検事正になりました。
 おめでとうございます。同期として本当にうれしいです。
 私は、検事5年目のときに母親が難病になり父親がその看病をするため毎日病院に通うのを知り、出来るうちに親孝行をしようと検事をやめ、父の事務所に入って弁護士を始めました。その後、ありがたいことに母親に適合する薬が奇跡的にみつかり、現在では、完治はしないものの病状がかなり改善しています。

 同期が検事正になったとの知らせを聞いて、「私も検事を続けていれば,検事正になれていたかなあ。」と思ったり、「いやいやそれまでに上司とぶつかってやっぱりやめていたかなあ。」などとも思ったりしています。

 私が検事をしていた若い頃、検事正と言えば地検のトップのすごく偉い方,年齢もかなりいってる感じに思っていましたので、「自分もそんな年齢になったのかなあ,まだまだ,若いつもりでいるのになあ。」などと思ったりもしています。今の若手の弁護士や検事、裁判官からは私はどう見えているのでしょうか。
 弁護士は、何年経っても特に偉くはなりません。
 今日も,高松北署,高松南署と,走り回って被疑者と面会してアドバイス。熱い想いで刑事弁護の活動をがんばります。