原判決破棄 高裁
私が担当していた高裁刑事の事件の判決が昨日あり,地裁の判決を破棄して,減刑した判決をしてくれました。
高裁から担当することになった事件でした。地裁の判決はの実刑判決で,高裁では執行猶予を求めていました。
高裁は,残念ながら執行猶予付き判決にはなりませんでしたが,家族の関係や,本人の体調などを考慮してくれて,検察官の求刑の半分より軽い刑にまで減刑してくれました。
高裁では,なかなか地裁の判決を破棄してくれませんので,破棄されて減刑されたことは弁護活動の一定の成果があったと思います。
しかし,現在の被告人の状況からすれば,執行猶予にならなかったのはやはり残念です。
量刑を決めるに当たっての「行為責任」からくる限界なのでしょうか。
これからも熱い刑事弁護をがんばります。